22.Burubuh Alengka atau Dasamuka Lena
 アルンコの壊滅 あるいは ドソムコの死

 このラコンはラコン・パクムに属する。このラコンでは、その軍の多くを失ったドソミコの怒りのさまが語られる。ロモに組する側はさらに強力になり、進行していた。多くの投降者たちを吸収した故であり、それゆえドソムコに仕えるのは彼自身だけとなった。
 戦場へ出立する前に、プラブ・ドソムコはデウィ・シントに会った。もう一度、このロモの妻に慰めてもらおうと。しかしシントはずっと拒み続けた。ドソムコは恋慕の情が頂点に達し、アアルンコ王の精液がノゴサリの葉の一葉にこぼれ落ちた。この時風が吹き、精液に汚された葉は世話をするデウィ・トリジョトの前に落ち、化身してラクササの赤ん坊になった。
 トリジョトによってその赤ん坊はドソウィルクロモと名付けられた。
 シントの慰めを受けるつもりを邪魔したトリジョトを恨んで、ドソムコは老いた醜い一匹の猿と結婚するようにとトリジョトを呪った。
 ロモの側でも、他ならぬ彼が進み出で、彼自身がドソムコに対峙した。ドソムコはアジ・ポンチョソノ・ブミを使い、一方ロモは、ドソムコの頭と胴が付かないように策略を用いた。ついにドソムコはロモによって殺され、死に至った。
 このラコンは非常に著名でしばしば上演される。時により、このラコンはDasamuko Lena(ドソムコの死)と題される。

>Back to Index

>Back to Category



Nhpon Wayang Kyokai Home Page