このラコン・パクムはわりとよく上演される。このラマヤナシリーズに入れられるラコンでは、プラブ・ドソムコの二人の弟、グナワン・ウィビソノとクムボカルノがデウィ・シント誘拐が過たれる行為であることを想起させようとする。プラブ・ドソムコはシントをその夫、ロモウィジョヨに返すことを求められる。 この進言によってクムボカルノはアルンコの宮殿を後にして、眠りの苦行を行う為にゴカルノ山へ行ってしまった。一方ウィビソノはロモウィジョヨに仕えるつもりでアルンコを去っていった。ウィビソノの仕官はロモウィジョヨに歓迎された。 その間、デウィ・シントの気力を萎えさせるために、プラブ・ドソムコは、アルンコの奴隷とされていたプラブ・コロスティとプラブ・トリコロの兄弟を殺し、首を刎ねた。この二人はロモとラクスマナに似ていた。二人の首はデウィ・シントに見られた。 シントはそれが夫と義弟の首であると信じられなかった。彼女は、グナワン・ウィビソノの娘デウィ・トリジョトに、マンリアワンの幕舎へ行き、ロモとラクスマナがまだ行きていることを証明してくれるよう命じた。 トリジョトがその任務を全うした後、ロモとラクスマナの生存は確かめられた。 |
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