このラコンでは、脚の病を患う娘のデウィ・ラグワティ、またの名をスコサルヨの介護をしている、アヨディヨのプラブ・バナプトロと妃のデウィ・クキロワティのことが語られる。ブガワン・ラワトモジョの名を持つ苦行を修めた王と、セムパティの名を持つ鳥の王の手助けのお蔭で、デウィ・ラグワティは回復することができた。快癒の後、ラグワティはラワトモジョに身を委ねられ、その苦行所に伴われた。 一方、アルンコのラウォノは、ラグワティを妻にしたいとの切望を妨げられ怒り、ただちにラワトモジョを追跡した。 ラウォノとラワトモジョが一騎打ちになった時、デウィ・ラグはドソロトならびにブガワン・ヨギスロウォと共にダンドコの森に逃れた。ドソロトは花に祈りを捧げ、デウィ・ラグの偽物と成しラウォノに与えた。デウィ・ラグワティは無事だった。とはいえ、ラウォノは自身の持つのが偽物であったと知り、彼は激怒しカヤンガン・スロロヨへ行った。 ラウォノは凶暴に荒れ狂った。バトロ・インドロは(スコサルヨの)代わりとして三人の美しいビダダリ即ち、デウィ・タリ、デウィ・キスワニ、そしてデウィトリワティを彼に与えた。この三人のビダダリを得たことで、ラグワティに対する執着は忘れられた。しばらくして後、デウィ・キスワニはクムボカルノに与えられ、デウィ・トリワティはグナワン・ウィビソノに与えられた。一方ドソムコはデウィ・タリのみを妃とした。 このラコンはパクムに属すが、あまり上演されることはない。 |
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