スンクニ、ドゥルノ、そいてカルノに伺候されるプラブ・スユドノは、この会合で、神がワフユ・チャクラニングラトを降臨させるとの知らせを聞いた。そのワフユを得た者は誰あろうと偉大なる王をその血統に得る事ができるのだ。そのため、スユドノは息子のレスモノ・モンドロクモロにワフユを得る為に、セントラゴンドマユの森へ赴くよう命じた。一方ドゥウォロワティのプラブ・クレスノも、そのワフユを探しにソムボを派遣した。その頃バタリ・ドゥルゴの息子、トゥングルマラヤのデウォスラニもまた、ワフユ・チャクラニングラトを求めていた。 ソムボが森に到着した時、デウォスラニの軍勢の攻撃を受けたが、彼はこれを負かした。 その頃、アビマニュは、アビヨソに王宮のワフユを手に入れるように命じられた。ガトゥコチョに伴われてアビマニュは出発したが、バタリ・ドゥルゴはそれを見逃さなかった。 全てのクサトリア(武将)が森に揃い、各々の信仰に従って瞑想した。天界(カヤンガン)から降下したバトロ・チャクラニングラトは、瞑想する武将たちに近づき、ついには眠っているアビマニュの体内に入って一体となった。一方デウィ・ウィドヤトはウィロトへ向い、デウィ・ウタリに化身した。 バトロ・ナロドが到来しアルジュノに告げた。神に選ばれし彼の息子は、大いなる王の祖となり、ジャワ島の支配者となるであろう、と。 このラコンはラコン・チャランガンに含まれ、ひじょうに著名でしばしば上演される。 |
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