タブラスク王国、プラブ・パルトウィジョヨと妃のデウィ・ラティにはデウィ・サティという娘がいた。王の娘は天から光が降りるという夢を見て、父にその意味を説き明かしてもらおうとした。パトロウィジョヨは 空を行き、光を見つけ、その光が絶えた所でバムバン・サクリと出会った。サクリはサクトレムの子供であり、彼は父の選んだ結婚相手を断ったので、サプト・アルゴの苦行所を後にしたのである。 パルトウィジョヨは(彼を)婿に迎えたいと話したが、断られた。戦いとなり、とうとうサクリはパルトウィジョヨの求めに応じてデウィ・サティと結婚した。 一方、サプト・アルゴのマヌモヨソはパルトウィジョヨの使者、パティ・スレンゴ・バドロと会っていた。彼の国で伝染病が猛威をふるい、助けを求めて来たのである。マヌモヨソはパルトウィジョヨに一人でサプト・アルゴへ来るようにと求めた。苦行所へ至る途中、偶然にタブラスク王は、マヌモヨソの敵であるドゥポロと出会った。ドゥポロの超能力に心惹かれパルトウィジョヨは彼の弟子となり見返りとしてマヌモヨソを殺すよう命ぜられた。彼はそれを承知した。 道中、プラブ・パルトウィジョヨはサクトレムと出会い、マヌモヨソ殺害の目的を告げた。(サクトレムに)止められ、戦いとなった。サクトレムの超能力でパルトウィジョヨはイノシシに姿を代えられた。危機に当たって彼はサクリの名を呼び、サクトレムは驚き、話を聞いた。 話の後、二人はマヌモヨソに伺候し、サン・プンデタ(聖修行者=マヌモヨソのこと)はタブラスクの息子に会いたいと望んだ。一方、サクリの妻デウィ・サティはポロソロという名の子を産み、サクトレムによってサプト・アルゴへ連れ戻された。 このラコンはラコン・パクムに属すが、あまり著名でない。 |
![]() |