| デストロトは故パンドゥに対して罪の意識を感じていた。というのも、本来はパンダワのものであるアスティノの皇太子としてクルパティを立ててしまったからである。それ故パンダワは、自身の居住区を建設するためにマルタニの森を開拓することを願い出た。 パンダワが森を開拓している時、突如女ラクササ、プリンゴダニのプラブ・トルムボコの王女アリムビと出会った。その時アリムビはブロトセノに恋をした。アリムビの思いの誠実さにクンティは心打たれた。それ故後にアリムビは美しい姿とされ、ブロトセノは彼女を受け入れた。アリムビとブロトセノの恋はその兄(アリムボ)の知る所でなく、ブロトセノは幾代にもわたる仇敵と見なされ、アリムボとブロトセノの間に戦いが起こった。アリムボはついにブロトセノの手にかかり殺された。死の前にアリムボはブロトセノに兄弟たちを託し、後の日にアリムビから産まれるブロトセノの息子のためにクリス・コロノドの短剣を与えた。 物語の最後にジン(精霊)・ユディスティロとその兄弟の助けのおかげで、パンダワはバトロ・インドロの宮殿と同様の美しく壮麗な金造りの宮殿を建設する事ができた。それゆえ、後の名をインドロプラスト(インドロの都市)の名が与えられた。ジン・ユディスティロと兄弟たちはパンダワの体内に入りひとつとなった。 このラコンはひじょうに著名で、ワヤン・クリまたワヤン・オランにおいて良く、ひじょうにしばしば上演される。 |