一部のダランはテイムバンガン(Timbangan=計量)と呼ぶ。ラコン・チャランガンに属す。物語は……。 百人のコラワたちは五人しかいないパンダワたちに重さを競う合おうと挑発した。ビモは兄弟たちにその挑戦に応えるようにと勧めた。 秤の一方にコラワの全てが乗り、もう一方にパンダワたちが乗った。最後にビモの乗る番が来た。背の高いその武将は、四人の兄弟たちを抱いて跳び乗った。 その結果、秤は(地面に)打ち込まれ、コラワたちは秤から遠くへ飛んでいった。ボゴドゥントは一番端に座っていたので、ひじょうに遠くまで跳ばされてしまった。彼はプラグニャティソ、あるいはトゥリロヨ王国に落ち、ついにはその国の王となった。 このラコンはパクムに入り、わりと著名で、しばしば上演される。 |
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