サプト・アルゴの苦行所に在るマヌモヨソは、その息子サクトレムが、結婚を認めてもらおうとして経験した試練を得て、十分成長したと感じた。とはいえ、この青年は家に留まる事を拒否し、森の中を放浪していた。ある日、サクトレムは、空腹を抱え、彼を餌食にしようとする、アスウォノとアスワニ、二人組のラクササの攻撃を受けた。二人のラクササの望みは明らかに誤りだった。彼らはサクトレムに殺されてしまった。さらにサクトレムは大蛇に襲われたが、すぐさま矢が放たれ、蛇は二人の美しい女性に変じ、サクトレムは彼女たちに恋した。かくて彼は、サプト・アルゴの苦行所に戻り、父にその出来事を報告した。 　一方、マヌモヨソはウィロトのプラブ・バスムルティの友、ブガワン・ドゥウォロポと面会していた。突然バトロ・ナロドが到来し、サクトレムに殺された大蛇は、プジャンコロ山で苦行していたビダダリのデウィ・ニロワティであったと知らせた。彼女は熱水、クンディ・プラトロを所有し、その水を呑む事が出来た者は、誰あろうとニロトワティの夫になれるのだ。その説明を聞いたドゥウォロポはニロトワティを得たいと切望し、プジャンコロへすぐさま出立した。もう少しで着くところで、彼の友、マデゥンダのドゥルモソノと出会った。 　グヌン・プジャンコロに着いたが、王たちはその水を飲むことは到底できないと悟った。サクトレムただ一人が、水瓶が枯れるほどその水を飲む事ができた。そうしてサクトレムはニロワティをサプト・アルゴに連れて行き、マヌモヨソは息子とビダダリのニロワティの結婚の宴を催した。 　このラコンはラコン・パクムに入るが、あまり著名でない。

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