ジョクジャスタイルのダランによるラコン・チャランガン（新作もの）の一つ。ビモとギシクナルモドのブガワン・ミントロの娘、デウィ・ウランアユとの結婚を扱う。この結婚で、息子の一人オントセノが産まれる。 　物語は以下の通り。 　パンダワとコラワがまだ青年の頃、ルシ・ビスモは彼らがひとつになって、アスティノ王国に貢献できるようにと切望した。ルシ・ビスモはかくてブガワン・ドゥルノにパンダワとコラワたちに各々ガンガ河の支流として、海に至るに大きな運河を建設することを命じるように頼んだ。命により、コラワとパンダワは張り切って、運河建設を了解した。 　パンダワ側で最も活躍したのはビモであった。というのも彼は最も強く体躯も優れていたからである。この作業中にビモはブガワン・ミントロと出会い、後に婿に迎えられた。ブガワン・ミントロと彼の子の手助けでパンダワの運河は先に完成した。 　ルシ・ビスモはパンダワを勝者として定め、パンダワの建設した運河をカリ・スラユと名付けた。コラワの方はカリ・クラウィン(Kali　Kelawing)と呼ばれた。 　このラコン・パクムはわりと著名でわりとよく演題に昇る。

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