このラコンはラコン・バクに属し、その死にあたって神により、罪人とされるプラブ・パンドゥ・デウォノトの苦しみが語られる。パンドゥの罪とは、神々によれば、インドロの宮殿とタマン・サリ・スモロコチョの庭園の美しさを真似てアスティノの宮殿を建設したことから、神々の住居を軽んじたと見なされたのだ。その時彼はバトロ・グルからルムブ・アンディニを借り受け、デウィ・マドリムと共に楽しんで乗っているところだった。 その罪でパンドゥとマドリムは罰を受け、地獄に落とされた。 バトロ・ヨモディパティがパンドゥの魂を引き抜きに到来した時、死に価する罪について説いた。これを聞き、ブガワン・アビヨソは怒り、バトロ・グルに謁見するため天界へ昇った。彼は息子が地獄に落ちる事はあってはならないと訴え、自身が代わりに地獄へ落ちようと言う。 アビヨソの怒りを静めたのは、バトロ・ウィスヌの言葉だった。子の罪は親によって肩代わりされ得ない。その罪を軽くできるのはその孫子たちなのだ、と。 地上を去る前に、パンドゥは数々の宝物を父に遺した。ジャムス・カリモソド、ルンガ・トロそしてトゥングルノゴの傘である。ブガワン・アビヨソは後に(パンドゥの)子供たちに遺産としてあたえた。 パンドゥが逝去した後、ドゥレストロストロが、ドゥレストノゴロの名でアスティノの王位に着いた。 このラコンは、上演が稀である。扱われる内容が不吉と受け取られるからである。 |
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