ある日、マンドゥロの王子バスデウォが王宮から消えた。 　アスティノのパンドゥはこの知らせを聞き、スマル、ノロ・ガレン、ペトルと共に彼を捜しに出かけた。そのころバスデウォは森にあり、（苦行のための）瞑想にふけっていた。突然マエンドロのブガワン・カウィトが訪れ、一頭の象に率いられた動物たちに苦行所を破壊されたので、バスデウォに助けて欲しいといってきた。 　バスデウォはすぐさま瞑想から起き上がり、ブガワン・カウィトを助けて苦行所を壊す獣たちを殺した。獣たちが殺された後、二人の神が現れれた。神々はバスデウォに、ディポスディヨによって催されている、ウィダルボ国のプラブ・ディパンチャンドロの娘、デウィ・マエラを得る為のサユムボロ（婿選びの儀）に参加せよと命じた。 　バスデウォは命に従い、サユムボロに参加するため、ウィダルボ国へ行き、デウィ・マエラの弟、ディポスディヨに挑んだ。呪文を用いたパンドゥの手助けのおかげで、バスデウォはディポスディヨを打ち負かし、デウィ・マエラを獲得した。 　かくてバスデウォはパンドゥと連れ立って、娘を連れてマンドゥロ国へ帰還した。 　このラコンはラコン・パクムに入るが、著名でない。

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