12.Narasama Rabi atau Bagaspati Gugur
ノロソモの結婚 あるいは バガスパティの死

 ラコン・パクムに属するラコンである。ここでは父のブガワン・バガスパティに願い事をするデウィ・プジョワティのことが語られる。夢で会った男を捜して欲しいというのだ。一方、モンドロコの宮殿では、プラブ・モンドロパティがノロソモの名を持つ息子を、彼がまだ結婚を望まないというので、追放した。ブガワン・バガスパティはついに父に追放され行く当ても無くさまよっていたノロソモに出会い、デウィ・プジョワティと結婚させた。
 プジョワティの夫となって後、ノロソモはラクササの義父をもつことを恥じて、(バガスパティに)自らすすんで死んで欲しいと懇願した。バガスパティは、ノロソモが生涯デウィ・プジョワティに連れ添うことを約束するならと、死の準備をした。死ぬ前にバガスパティはアジ・チョンドロビロウォの護符をノロソモに遺した。
 ノロソモはかくてモンドロコ国へ帰還し、父に伺候した。しかし、プラブ・モンドロパティは、デウィ・プジョワティの出生と、ブガワン・バガスパティの死について知った時、大いに怒った。ノロソモは追放された。ノロソモは妹のデウィ・マドリムを伴い出立した。
 このラコンでは、ノロソモとパンドゥ・デウォノトの一騎打ちについても語られる。パンドゥは最後に勝利し、それ故ノロソモは妹のデウィ・マドリムを彼に引き渡し、パンドゥは彼女を妻にした。
 このラコン・パクムはわりと著名であり、しばしば演題に昇る。

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