11.Panddu Jumeneng Nata (Pandu Menjadi Raja)
 パンドゥ王となる

 このラコンは、プラブ・クリスノデウィポヨノまたの名をアビヨソの憂鬱の状態から始まる。というのも彼の第二子パンドゥ・デウォノトが宮殿を去り、行方知れずとなったからである。さらにこの時、プラブ・ウィソムコ率いるルンカプロ王国の攻撃があった。
 幸運にもアスティノ国の友好国マンドゥロのプラブ・クンティボジョとマンドゥロコのプラブ・マンドラディポが援助を引き受けてくれた。
 パンドゥの出奔は、もし王に推挙されたとしても、彼には長兄ドゥレストロストロがいることを想起したからである。それ故、彼は平静な考えを得るために、サプト・アルゴへ行き、隠れた。サプト・アルゴの苦行所に長くあり、パンドゥはブラゴワトロの矢を賜り、バトロ・バユにゴンドウラクトの名で、息子として認められた。また、パンドゥはバトロ・コモジョヨから、全ての災厄を避けることのできる剣、キヤイ・シパトを贈られた。
 その後、パンドゥはアスティノに帰還し、その時ちょうどルンカプラ王国の軍勢が襲来した。
 はげしい戦いが起こった。プラブ・クンティボジョとプラブ・マンドラディポに助けられ、パンドゥは敵を追い立て、プラブ・ウィソムコを殺した。
 安寧が訪れ、パンドゥ・デウォノトは退位した父プラブ・クリスノドゥウィポヨノに代わり、アスティノの王に即位した。

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