このラコンはラコン・バクに属する。語られるのはアビヨソとアムビヒニの結婚によって誕生した息子、スダルモのことである。間もなくアビヨソに乞われてバトロ・グルが到来し、その子供はカヤンガン（天界）へ神の後継者となるために連れられて行った。 　バトロ・グルによって赤ん坊にパンドゥの名が与えられ、金の額飾り（頭飾り）が与えられた。パンドゥはヒヤン・グルにキスケンド王国のノゴポヨと闘うことを命じられた。この一騎打ちで最初赤ん坊は敗れ、殺されてしまった。ヒヤン・グルの命により、遺骸はティルト・パンゲサンガンの池で沐浴させられ、生き返った。すぐさまパンドゥは超能力の矢を武器として供され、再び敵、ノゴポヨに立ち向かい、これを殺した。 　このことによりパンドゥにさらなる名が与えられた。パンドゥ・デオゥノトである。また、パンドゥ・デウォノトはリサ・トロ（不死身の香油）を賜った。このラコンはあまり著名でない。

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