1.Manumayosa Rabi
 マヌモヨソの結婚

 このラコンはラコン・ポコに属し、パリクナンの息子、苦行に勤しむマヌモヨソが、王国から絶縁されることが語られる。マヌモヨソはこの知らせを聞き、大いに怒った。
 マヌモヨソは結婚を望んでいたが、未だ相手に恵まれなかった。しかし、転機が訪れた。その時彼は二頭の虎に追われる人を助けた。矢が放たれ、かくて(虎の)姿はレトノワティという美しい女性に変わった。ブトロ・グルの希望どおりに彼は恋に落ち、結婚して子をなした。
 ある時、マヌモヨソはデウィ・レトノワティにスマルソノ(Sumarsana=cempakaシャムパック樹)の果実を与えた。(訳注;受精させること=妊娠させるの比喩か?) その後、ガンダルウォのサトルトポがその子供に、「サトルトポ」の名にちなんで、サクトレムあるいはサトルクムの名を与えた。そして、ガンダルウォはデウィ・スマルソノまたの名をデウィ・レトノワティの身体に入った。
 このラコンはあまり著名でない。

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