ラコン・パクムに属し、ロコポロ・シリーズの一部を成す。このラコンではアルンコのプラブ・ドソムコがプラブ・アルジュノソスロバフの手中にあるデウィ・チトロワティを奪う目的でマエスパティ王国を攻撃する物語が展開する。道半ばにおいて、国境近くの河の岸辺でプラブ・ドソムコはアルンコの部隊をまずは休息させた。 突如、河の水が溢れアルンコ軍の陣営に至った。ドソムコは怒り、その洪水の原因と成れる者を探した。あきらかにその洪水の原因となれるのは即ちプラブ・アルジュノソスロの身体であった。その身体はトリウィクロモし、その水がせき止められるほどに河を横切っていた。報告によればデウィ・チトロワティはその河で遊泳を楽しんでいるとのことであった。 パティ・スウォンドはオウラブ・アルジュノソスロバフを攻撃しようとのドソムコの目論見を阻止しようと努めた。スマントリまたの名をパティ・スウォンドは遂には、故無く殺された彼の弟、スコスロノの魂の入ったプラブ・ドソムコの牙によって戦死した。 パティ・スウォンドの死はアルジュノソスロバフを怒らせた。超能力の矢コロマンガストで彼はドソムコを捕らえた。アルンコ国王はマエスパティに連行され、広場にさらし者とされた。パティ・プラハストの懇願により、遂にプラブ・アルジュノソスロバフはもう再び残虐なる行為をしてはならないとの条件でドソムコを解放した。 このラコンはまたSumantri Gugur(スマントリの戦死)あるいはArjunasasaro Cangkrama Samodaとも呼ばれる。よく上演される。 |
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